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最終更新日:2024/12/25

医療法人社団明芳会
板橋中央総合病院

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  • 東京都板橋区小豆沢2-12-7
    • 内科
    • 腎臓内科
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    • リウマチ科
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臓器移植センター

診療科・部門紹介

腎臓を中心とした臓器移植と腎不全患者の外科的合併症への対応を2本柱に、先端の臓器移植治療を提供

移植外科と腎臓外科から成り立つ臓器移植センターは、移植外科では腎臓移植を中心とした移植医療を、腎臓外科では主に透析患者の外科的合併症、特にシャントにまつわるアクセス関連手術を実施している。在籍する6人(2024年12月現在)の医師全員が移植外科と腎臓外科の両方に精通し、腎臓外科の素養の上に腎臓移植および肝臓や膵臓といった腹部臓器の移植に広く取り組む。同センターでの腎移植は、2021年1月〜12月の期間で38例、2022年1月~12月の期間で42例、2023年1月~12月の期間で56例と、国内の腎臓移植実施医療機関の中でも多くの症例を実施。精度の高い手術に努め、難症例も積極的に受け入れている。

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臓器移植センターのスタッフ

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手術の様子

スタッフ紹介

責任者

Dr

中島 一朗臓器移植センター長

1982年札幌医科大学卒業。専門は臓器移植、内視鏡外科、外科、透析医療。医学博士。日本外科学会外科専門医、日本透析医学会透析専門医。東京女子医科大学腎臓病総合医療センターで、長年にわたり移植医療に従事。東京女子医科大学との連携で板橋中央総合病院が臓器移植を始めた時から同院での移植手術に携わる。2020年より現職。

メッセージ

透析と腎臓移植とでは平均余命に違いがあります。ただ腎移植にもデメリットがあり、1つはドナーがいなければできないこと、もう1つは免疫抑制剤を飲み続けなければならないことです。免疫抑制剤を飲むことで発がんリスクや、易感染性(一般の人よりも感染しやすい傾向)が上昇するとされており、中でも皮膚がん、腎臓がん、リンパ腫といったがんは、一般の人と比べて発がん率がおよそ2.5倍になるというデータもあります。しかし、移植患者さんには移植後ずっと外来に通って私たちの診察を受けているという強みがあります。フォローする医師は発がんリスクや易感染性を常に念頭に置き何かあれば早期に発見し治療に介入し、患者さんご自身はワクチンを接種するなど自己管理に努めている人が圧倒的に多いのが現状です。移植後、患者さんが元気に毎日を過ごせるようにずっと一緒に歩んでいくことが移植に携わる医師の責務であると考えています。

紹介医療機関の先生方へ

当院では、慢性腎臓病の状態で透析を経ずに移植を行う先行的腎移植にも取り組んでいます。先行的腎移植は高い生着率が期待できるほか、透析による血管の石灰化や尿路系のトラブルもありません。先行的腎移植を希望の患者さんで時間的に余裕がない場合は手術の枠を増やすなど、民間病院ならではの機動性と他科との協力体制で臨機応変に対応していますので、遠慮なく患者さんをご紹介ください。最初に患者さんの腎臓が悪いとわかるのは内科のクリニックや大学病院の腎臓内科です。透析以外に移植という方法があることを知らない人も多いため、治療のオプションとして早い段階から腎臓移植を提示していただければと思います。

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